すわっ！セリクラか？
昨夕から深夜にかけて、BTCが暴落しました。

テクニカル的に楽観できる状況で
尚且つ懸念されるようなファンダも事前に存在していなかった
状況での突然の暴落です。
誰もがセリクラを疑い、狼狽売りに走りました。

第一報はBUSINESS INSIDERから始まりました。
https://www.businessinsider.com/goldman-sachs-retreats-from-launching-crypto-trading-desk-2018-9

ゴールドマンサックスがBTCトレーディング部門立ち上げのための
短期的な計画を捨て、代わりに仮想通貨におけるウォール街への投資を
推進するというニュースです。

ですが、このBUSINESS INSIDERのニュースは有料配信のため
一部の人間しか確認できていませんでしたし、
ここまでの暴落を生じるようなネガティブニュースでもありません。
とはいえ、有料配信を受けているのは
資金的余裕のある大口投資家でしょう。
市場に対して多少の影響はどうしても否めないとは思います。
それでも許容範囲に収まると私は思っていました。

もう、これはタイミングが悪かったとしか言いようがないのですが
時を同じくしてOKExの緊急メンテ速報が流れました。

Due to market volatility, the scheduled futures database upgrade will be postponed to 21:30 Sep 5, 2018 (HKT). Further announcement will be made when the upgrade commences. We apologize for any inconvenience caused.

— OKEx (@OKEx_) September 5, 2018

直接的トリガーはこのニュースです。

昨日は丸一日、気持ちの悪いくらい
レンジ幅の狭い相場が続いていたこともあり
メンテ後の相場変動を嫌い、ロングポジションの清算が
相次いだのでした。

これがきっかけとなり
大口投資家の嫌気売りと相まって
昨夕、第一弾の300USDの下げとなりました。

さて、問題はここからです。
繰り返しますが2つの材料はどちらも一部の人間しか知り得ていません。
多くの方は急落の原因がつかめていないのです。

すると誰しもが抱く感情、
恐怖に近い不安に襲われます。

そこにCNBCからの第二報が届けられます。
https://www.cnbc.com/2018/09/05/bitcoin-falls-after-goldman-reportedly-drops-crypto-trading-plans.html?__source=twitter
急落の原因がわかった彼らは不安を解消するため売りに走りました。
これが1時間後の150USDの下げとなりました。

理屈的には、ここで下げ止めるはずです。
理屈的にはね。

だけど仮想通貨の市場はまだまだ狭く
理屈よりも感情が市場を支配します。
大衆心理という驚異です。

特に情報弱者、俗に「情弱」と呼ばれる投資家は理屈よりも
恐怖心理や楽観心理という感情で動くとされています。
そして情弱の多くは日本人とされています。
仮想通貨の半数のシェアを占める日本人です。

感情に支配されやすいのも情弱が故でしょう。
情報を得られないから情弱になる。
情報を持たないから行動指針が感情でしかなくなる。
ということです。

今回、第一報も第二報も英語の情報でした。
情弱と呼ばれる日本人は英語を理解しません。
誰かが日本語に訳してくれるまで、
その情報を知る術が存在していないのです。

そして遅れて日本語訳された情報が
情報弱者の日本人へ届きます。
これが今朝の約1時間にわたる暴落へとつながったわけです。
狼狽売りが狼狽売りを呼び込んだのです。

私の周囲には中国人投資家が多いのですが
今日はもう朝から
「日本人のおかげで助かった」
と感謝のメールを頂戴しまくっています。

よろしいですか？
第一報は多くの人間が見落としがちです。
実際、私も見落としていました。
この第一報を見落とすと下げの原因を探らなくては
以降の相場に見当がつきません。
必死になって原因を究明します。

そして原因が究明できるのは
大抵、第二報を受けてなのです。
第一報を見落とした半数の投資家は
ここでも出遅れてしまうのです。

それでも、彼らは安心しています。
何故なら第三弾の波が来ることを彼らは知っているからです。

事実、第一弾、第二弾を大きく上回る波が
今朝方、市場を襲いました。
先ほど申し上げました情弱でありながら
半数のシェアを誇る日本人の狼狽売りです。

日本人がカモられている

この事実をあなたはどのように受け取りますか？
「おかげで助かった」と文面は感謝でしかありませんが
その文面の裏に隠された侮蔑というか見下したような感情。

私はこれが許せません。
近く、彼らを見返すべく企画を立ち上げます。
日本人の素晴らしさを世界に見せつける企画です。
準備はほぼ整っています。
ご期待ください。

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