国慶節でにぎわう中国からとんでもない情報が入ってきました。
BitFundのファウンダーでもありクジラ投資家として名高い李笑来(リー・シャオライ)氏が30日、自身の微博(ウェイボー)上で、今後プライベートではブロックチェーンやICOの世界に関わることはなく、数年をかけて他の業界に移ると発表しました。
政府の規制や詐欺案件の跋扈に嫌気がさしたというのがその理由ですが、業界への影響力が低迷しつつある同氏の起死回生のためのプロパガンダという見方もあります。
それはさておき、事実上撤退するとなると彼の保有する膨大な資産の行方が懸念されることとなります。
Mt.Goxの売り浴びせが漸く収まり、ネガティブファンダがすべて排除された市場に、再び懸念すべき材料が出現するのは誰も望まないはずです。
このニュースの瞬間、一時的にBTCは100ドルほど下げましたが、すぐに反発し現状は元に戻っています。現状では大きな影響のないニュースですが、今後展開次第では相場に多大なる影響を及ぼすことになるでしょう。要注意です。
とはいえ、ポジティブニュースも気配は一向にありません。
インドの最高裁は先延ばしが続き、遅すぎるとの批判を国内外のニュースメディアから突き上げを喰らっています。
SECのETFもなし崩し的に延長が既定路線となったようで、これも近々に動きは無いでしょう。
現状で一番期待が持てるであろうポジティブニュースは
インターコンチネンタルエクスチェンジ通称ICEの支援によるバックトのビットコイン先物ですね。
ニューヨーク証券取引所への上場ですが、バックトエクスチェンジはすでにSECがETFに懸念する要件をすべて満たしています。11月にアプリケーションの立ち上げを予定しているようで、これがスタートすればCBOEのETF認証にも新たな展開が生まれると期待されています。
いずれにせよしばらくは大きな動きはなさそうです。